【オブジェ概要】2022年12月に六本木にある東京ミッドタウンにて展示されたクリスマスツリー「Glitter in the air」の一部製作をお手伝いをさせて頂きました。

制作の過程

製作することになった経緯を教えてください。

同じ京浜島の中にあるお取引先様からお話があり、最初は加工できるかどうかのお問い合わせでした。社内で検討した結果、弊社はファイバーレーザー加工機を保有しているため加工可能ですとお伝えしたところ、実はクリスマスツリー用の部品ですとのお話でした。

苦労した事や大変だった事はあリますか?

弊社は抜き加工だけのご依頼だったのですが、パネル部品と結晶型部品をそれぞれ加工した場合、材料自体の加工しない部分が多く残ってしまいもったいないなと感じていました。(Photo 1)そこでパネル部品の中心にある結晶と同じ形の穴の内側で結晶型部品を加工する事で効率的に材料を使用し、コスト低減をすることができました。(Photo 2)
また、ツリーの下部はパネル部品と結晶型部品の隙間が3mmあったので問題は無かったのですが、上に行けば行くほどパネル部品自体もどんどんと小さくなっていま隙問が2mm、1.5mmと狭くなったため加工時のエラーが心配されましたが、ファイバーレーザー加工機はレーザー光が細いためエラーを起こすことなく加工出来ました。(Photo 3)
納期については弊社が抜き加工、その後B社が曲げ加工、C社が塗装・・・と完成までの先頭を依頼されましたので、弊社が遅れてしまうと後工程に迷惑をかけてしまうと思い、絶対に納期に閻に合わせるぞ!との思いで社員一丸となって取り掛かった結果、無事に希望納期前に納品することができ一安心しました。

クリスマスツリー完成後の感想はいかがですか。

納品後にしばらくしてお取引先様から設営が完了しましたとのご運絡を頂き、その日の夜に現地へ行きました。まだ正式なお披露目前だったのですが、ツリー内部にファンが設置されており、そのファンが上下に動くことで結晶型部品がゆらゆらと揺れている姿がとても綺麗でした。その場にたまたまいらしていた一般の方がツリーを見上げたり、スマホで写真を撮っている方がいて少し誇らしかったです。実はこういったオブジェのようなご依頼は初めてで、普段の業務では基本的に人目に触れることのない内部の製品を作ることが多くあまり一般の方が目にすることはありませんが、今回のような人目に触れるオブジェに携われたことが非常に嬉しく思います。